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予防接種

予防接種とは、ワクチンを接種して免疫(抗体)をつくることにより病気に対する抵抗力をつけ、発病を予防したり、病状を軽くしたりする方法です。
予防接種には、下記2種類のものがあります。

  • 定期接種

    結核予防法、予防接種法にて定められうつことを積極的にすすめるもの

  • 任意接種

    希望者のみにうつもの

主な予防接種

インフルエンザ菌b型(hib)ワクチン:
【乾燥ヘモフィルスb型ワクチン】

Hibによる感染症のうち、組織侵襲性である髄膜炎、敗血症などを予防するためのワクチンです。
インフルエンザ菌はa~fまで6種の菌型がありますが、侵襲性感染はほとんどがb型によって起こります。
Hibワクチンは、Hibの感染防御にかかわる抗原である莢膜多糖体に破傷風トキソイドを結合した小児用ワクチンです。

接種対象年齢は、2カ月~5歳までです。
標準開始年齢は生後2カ月~7カ月未満で、初回免疫として3回、追加免疫として約1年後に1回接種を行います。
7カ月~1歳未満の場合は初回免疫2回、追加免疫1回で、1歳~5歳未満の場合は1回の接種となります。
完全予約制ですので、お電話でお問い合わせください。

初回 追加
対象者 生後2か月から生後60か月に至るまでの間にある者 生後2か月から生後60か月に至るまでの間にある者
接種機関 初回免疫開始は、生後2か月~生後7カ月に至るまで 追加免疫は、初回免疫後7か月以上
(標準的には7か月~13か月まで)の間隔をおく
回数 初回免疫:通常3回 追加免疫:1回
間隔 27日以上(27~56日)
※ただし医師が必要と認めた場合には20日間隔で接種可
初回免疫終了後7か月以上(7か月~13か月未満)
摂取量 各0.5ml 各0.5ml
日本脳炎ワクチン:
【乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン】

日本脳炎の予防接種はどの時期であっても新ワクチンでの接種が可能となりました。詳しくはお電話にてお問い合わせください。

1期初回 1期追加 2期
対象者 生後6か月から生後90か月に
至るまでの間にある者
生後6か月から生後90か月に
至るまでの間にある者
(1期初回(2回)終了後、6か月以上)
9歳以上13歳未満の者
接種機関 3歳に達した時から4歳に
達するまでの期間
4歳に達した時から5歳に
達するまでの期間(標準的には1期
初回終了後おおむね1年おく)
9歳に達した時から
10歳に達するまでの期間
回数 2回 1回 1回
間隔 6日以上(6~28日) 初回免疫終了後6か月以上
(おおむね1年)
摂取量 0.5ml(3歳以上) 0.25ml(3歳未満) 0.5ml
肺炎球菌ワクチン(プレベナー):
【沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン】

肺炎球菌は小児における中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎、敗血症及び細菌性髄膜炎の主要な起炎菌で、インフルエンザ菌と並び、
小児の細菌感染症の主な原因です。肺炎球菌は病原性も強く、また抗生剤に対する耐性も進んでおり世界的にも乳幼児及び小児の罹病、
死亡の主な原因となっています。
2009年9月現在、世界90カ国以上で使用され、41カ国で定期接種とされています。日本ではようやく2009年10月に承認されました。
生後2~3ヶ月より三種混合やHibワクチンと同時接種も可能です。

初回 追加
対象者 生後2か月から生後60か月に至るまでの間にある者 生後2か月から生後60か月に至るまでの間にある者
接種機関 初回免疫開始は、生後2か月~生後7カ月に至るまで 追加免疫は、初回免疫後60日以上の間隔をおいて
生後12か月以降
(標準的には生後12か月~15か月に至るまで)
回数 初回免疫:通常3回 追加免疫:1回
(標準として12~15か月齢の間に行う)
間隔 27日以上の間隔 3回目の接種後60日以上、かつ12か月齢から15か月齢の間
摂取量 各0.5ml 0.5ml

ワクチンスケジュール

各予防接種はうつ時期が決まっています。
不明な点はお気軽にお問いあわせください。